小児歯科
私は小児専門歯科にて10年以上勤務してきました。
また現在は3歳と0歳の2児の父親として毎日奮闘しております。
小児歯科において問題となるのは、お口が小さいことや唾液の量が多い、また動いてしまったりすることで、虫歯の取り残しがあったり、詰め物の接着不良が起こり、虫歯の再発や脱離する割合が非常に多いことです。
当院では基本的に小児の虫歯治療においてラバーダムを使用します。ラバーダムをすることで、唾液や血液の排除、器具の誤飲、舌や皮膚の損傷を防ぐことができます。
また、小児歯科においてもマイクロスコープを用いて治療することで、再発の少ない精度の高い治療でお子様の負担を極力減らしたいと考えております。
小児歯科において重要なのは当然虫歯を予防することです。生活や食習慣、歯ブラシ指導、フッ素塗布を行います。しかし、完全に甘いものを排除すること、いつでも完璧に歯ブラシ、フロスをすることが難しいということは、私も2児の父親として痛感しております。
そのため、当院では虫歯を予防することは勿論ですが、それでも予防しきれなかった虫歯を早期に発見し、しっかりと再発しないように治療し、後の大人の歯に悪影響を与えないようにすることを重要視します。
診療においてはお子様の身体的、精神的負担が少ないよう努力しますが、それでも大声で泣いてしまう子がいると思います。そんな時にお母様がなるべく周りの目を気にせずにすむよう完全個室も完備しております。
また、お口の中の健康を保つためには歯並びの矯正治療が必要になります。当院では低年齢のうちはプレオルソという既成のマウスピースで顎や筋肉の土台を整えてあげて、10才程度からワイヤー等を用いて動的治療を行います。